平成30年年賀状



 年頭に当たり、皆々様のますますの御健勝と御発展をお祈り申し上げますとともに、今後とも変わらぬ御厚誼を賜りますようお願い申し上げます。
[近況]何かと不安や腹立たしいことの続く昨今の政治や世相ですが、家内ともどもまずは元気に過ごしております。昨年満年齢でも傘寿を迎え,変わり映えしない日々を送っておりますが、この年齢になれば、ニュースのないのが一番の幸せかとも思っております。やや詳しい近況はブログに記載致しております。
  平成30年元旦    
                 西中眞二郎
                             住所・電話番号(略)
                     E-mail nisinak001@@ybb.ne.jp
                     URL http://d.hatena.ne.jp/nishinaka/ 
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 以上が今年の私の年賀状です。本物はタテ書きです。年賀状を省略した方々や、このブログを通して御面識(?)を頂いた皆様にも、この場を利用して、上記年賀状により新年の御挨拶を申し上げます。なお、親戚や共通の知人あてのものは、文面を少し変えて家内と連名にしております。また、機械的に送られる迷惑メールを避けるため、このブログに転記したメールアドレスには「@」を一つ余計に記載しております。
ところで、上記年賀状で、「詳しくはブログで」と書いておりますので、以下その「詳しく」を書かせて頂きます。
    <「詳しく」の中身> 平成30年1月1日現在
 早いもので、通産省を退官してから30年を超えました。考えてみれば、役所勤めの年月よりも、退官後の年月の方が長くなったということで、だんだん骨董品の域に近付いているのかも知れません。最後の職場の南関東自転車競技会会長の職を退いてからでも14年半になりますが、まずは元気に、さほど退屈もせずに日を送っております。   
ワープロからパソコンに切り替えてから14年強、ブログをはじめてから13年弱というパソコン歴ですが、いまや、パソコンやブログのない生活は考えられないような状況でもあります。
 以下、年賀状の補足として、少々近況報告をさせて頂きたいと存じましたが、考えてみると、ほとんど店仕舞いの御報告ばかりになりそうです。


1 昔からの趣味である短歌は、依然として続けていますが、作品の数は随分減りました。年齢とともに詩藻が涸れて来たという面があるのかもしれませんし、旅や会合等で出掛けることが減り、作歌のきっかけが乏しくなったということもあるのかも知れません。それに加えて、12年にわたって参加していた「題詠100首」というネット短歌の催しに、昨年から参加を取り止めたため、題詠によりいわば無理矢理短歌を絞り出すという動機がなくなったのも、生産減の直接の理由かも知れません。
そろそろ第4歌集を刊行しようかという気がないわけでもありませんが、果たして今年の話になるのかどうかも良く判りません。

2 「無理矢理」と言えば、数年前まで「スペースマガジン」という日立市で発行されているタウン誌にコラムを持ち、毎月雑文を書いておりました。掲載後に、発行元の了解を得て、このブログにも転載していたのですが、10年経過を契機に退場しました。そのコラムとは無関係に、このブログには引き続き何か書こうと思っていたのですが、ノルマがなくなった途端に怠け者の本性を露呈し、結局ほとんど何も書かないままにここ数年を過ごしております。これも年齢から来るものぐさなのかも知れませんが・・・。

3 市町村の人口等を整理するのは若いころからの道楽であり、「市町村盛衰記」(平成16年・出版文化社)という著書もあり、5年毎の調査のたびに、ある雑誌にまとめた結果を書いておりました。27年調査も結果を整理して文章にしようと思っていたのですが、今回は何かに掲載する心当たりもなく、せめてブログに載せようかとも思ってはいたものの、ついつい億劫になってそのままになっております。
 また、数年前から、「ねりま演劇を観る会」という会に参加し、2月に1回、家内ともども近くの練馬文化センターでさまざまなジャンルの観劇をしておりましたが、サークルのリーダーの都合等もあり、一昨年一杯で退会致しました。
 郷里山口県の「東京東和町人会」の会長を11年間、同じく「東京大島郡人会」の会長を2年間務めた後、平成22年に次の方にバトンタッチ致しましたし、歴代九州経済産業局長(私の在勤当時は福岡通商産業局長)の会の、代表世話人を務めておりましたが、一昨年から若手(?)に後をお願い致しました。
 それやこれや、社会との接点が次第に減って来ていることは否めません。

4 運転免許の期限が、昨年切れました。このところ全く運転はしておらず、車も先年手放しましたので、免許の更新をするかどうか迷ったのですが、何かのときに運転する可能性が皆無とも言えず、一種の財産だから手放すのも惜しいという気持もあり、家内の異論を押し切って(?)、昨秋更新しました。ご承知のように、高齢者となると認知症の検査があるのですが、幸い何事もなく、「優秀な成績です」と係の人に褒められました。

5 私の出身高校である広島県立呉三津田高校の同期会は、一昨年の総会で最後になりました。関東地区の同期会は、30年余り前に私が言い出しっぺになってスタートしたものですが、80歳になったこともあり、昨年の例会で今後のことが話題になりました。その結果、まだ続けたいという意向の方が多かったのですが、肝腎の幹事に手を挙げる人が居らず、結局私が今年の幹事を引き受けてしまいました。来年以降どうするのか、頭の痛いところです。
 なお、母校の関係で、呉市の委嘱を受けて、ここ数年、「くれ観光特使」なるものを仰せつかっております。呉市から頂いた観光特使の名刺の裏が、市内の各種施設の無料入場券になっていますので、私のその名刺の裏側は有価証券(?)です。ご希望があればお送りしますので、お申し付け下さい。
 ついでに申し上げれば、呉を舞台にした「この世界の片隅に」というアニメが話題になり、一昨年の各賞を受賞したのは嬉しいことでした。内容に加えて風景や風物など呉の情景が正確に表現されており、これまた嬉しいことでした。
 もう一つついでに、地縁の関係もあって、広島カープの大ファンです。ぶっちぎりでリーグ優勝したのは痛快でしたが、苦手の横浜に敗れて、日本シリーズに出場できなかったのは痛恨でした。なお、家内は東京出身ですが、私の影響もあってか、最近では私以上のカープファンです。

6 ザル碁の話になりますが、私の棋力は弱い4段といったところです。目下の手近な碁敵は家内であり、家内は私に4子くらいですから、級位の上の方といったところなのでしょうか。特別のことがない限り、ほとんど毎日2〜3局くらい打っていますから、局数だけで言えばギネスブック・クラスだと思いますが、お互いにあまり上達しているとも思えません。ついでに家内のことに触れておきますと、相変わらずささやかな庭いじりに没頭しており、近所の方から褒められるのが最大の喜びのようです。

7 年齢のせいか、何かと億劫になり、既に書いたように、雑文書きも減り、短歌も質量ともに下り坂にあるようです。また、やらなければならない雑事も、なかなか手を付ける気にならず、「億劫病」に罹ったかなと思っているところです。体力気力ともに少し活性化を図らねばとも思い、他方、まあこれが老いというものかという下り坂エンジョイの気持も抱いているところです。

 
この1年の近況をやや詳しく申し上げれば、以上のようなことです。こうして整理してみますと、「店仕舞い」の話が主力であり、従来にも増して「余りたいしたことはしていないな」ということを、改めて感じます。そうは言っても、この歳になれば、「夫婦ともに元気で、さほど変わったこともない」というのが何よりの朗報なのかも知れませんし、ニュースや世間との関わりが年齢とともに減って来るというのも自然な姿なのかも知れません。