石原都知事不信任論

 先日(19日)、「毎日書くという強迫観念からの脱却」という趣旨のことを書いたが、そのせいかどうか、しばらくお休みをしてしまった。この間、法事のために帰省したりもしたのだが、それはわずかに1泊、ブログのお休みと直接の関連はない。
 ところで、最近の新聞によれば、東京都の浜渦副知事の「独裁者」ぶりががいろいろ問題になっているようだ。どのような方かは存じ上げないが、以前、「石原都知事不信任論」とのタイトルの未公開の雑文で、浜渦さんの存在に疑問を呈したことがあることを思い出し、「証文の出し遅れ」ではあるが、その雑文の一部をブログに載せてみようかという気になった。なお、私は、石原さんという人は、小泉さん以上に危険な政治家(そもそも「政治家」の名に値するかどうかも疑問だが。)だと思っており、先般の都知事選の折、「蟷螂の斧」を承知の上で、出馬してみようかと半ばマジメに考えたこともある。そういった意味では、私は石原さんに関し、かなりの「偏見」を持っているのかも知れないが、それにしても、石原さんの支持者が多いことは、今でも、不思議でもあり、怖いことだとも思っている。

石原都知事不信任論 −−−未定稿(抜粋)
                             平成14年8月
 石原さんが都知事に就任されて3年を超えた。依然として支持率は相当高いようである。強烈な個性の持ち主であり、カリスマ性もお持ちの方だけに、かなりの数の熱烈な支持者がいることは理解できるが、それだけに、いかに閉塞感の強い現在とは言え、東京都民の70%以上の支持者がいるということは、どうにも不可思議なことである。
 正直に言って、私自身は、石原さんという方は、政治家や思想家として評価できるかどうかは別として、都知事といった地方自治体の首長としては、最もふさわしくないタイプの人ではないかと思っている。(以下列挙。内容は省略)
1 余りにも自信家であり、同時に余りにも攻撃的であること
2 言葉に無神経
3 知事の仕事を軽視している
4 すぐ切れるし傲慢である
5 国民的利益に反する
6 大物であり過ぎ、かつ、指導者意識が強過ぎる
7 公私混同の面がある
 浜渦さんという個人的ブレーンを副知事に起用したが、これは公私混同だと思う。浜渦さんという人がどの程度有能な人なのかは知らないが、仮に石原都政に欠くべからざる人材だとしても、都庁の中で最高の公職である副知事に個人的ブレーンを充てるべきではない。どうしても必要なら、無任所の局長級幹部とか、特別秘書とか、あくまでも知事のブレーンにふさわしいポストに就けるべきである。(後略)(本日の注:これは少し見方が甘かった。報じられているのが事実だとすれば、「特別秘書」でも同じことかも知れない。ラスプーチンには、都庁から出て行って頂くしかあるまい。)
8 余りにも自己中心的である
9 共生の姿勢がない
10 仲間意識と温もりがない