2009-01-01から1年間の記事一覧

政治主導のはき違え

今日(12月17日)の朝日新聞の社説「政治主導をはき違えるな」を読んで、実は少々驚いた。一昨日ファックスで同紙の「声」に送った私の投稿と、論旨が同じであるのみならず、タイトルまでほとんど同じだったからだ。(もちろん社説の方が長いから、より…

続々・天下り考(スペース・マガジン12月号) 

例によって、スペース・マガジン(日立市で刊行されているタウン誌)からの転載である。振り返ってみると、このところ、政治がらみの堅苦しいテーマの連載が続いたような気がする。来年は、もう少し肩の凝らない話題を見付けようと思ってはいるのだが、果た…

題詠100首・百人一首「あとの祭」

題詠100首・百人一首「あとの祭」 昨日12月4日のブログに、「題詠100首・百人一首」を載せた。結構苦労もしたが、何が出て来るかと思いつつの楽しい作業でもあった。皆様へのお詫びや釈明などは、その前々日2日のブログに書いているので、その繰返…

[題詠100首百人一首]

2009題詠100首百人一首

2009題詠100首百人一首 001:笑 (穂ノ木芽央) 彼(か)のひとの微笑写せし素描画(エスキス)に蝶の群れをり 弔ふ朝に 002:一日 (みぎわ) 脛長媛にあらねど一日(ひとひ)の仕舞ひ湯に静脈瘤の下肢を踊らす 003:助 (村木美月) 独占…

題詠100首百人一首前夜祭(又は前々夜祭)

題詠100首・百人一首前夜祭(又は前々夜祭) 題詠100首の勝手な選歌を続けて参りましたが、それを土台にしてこれまで同様百人一首を作る積りだということは、既に何度か申し上げた通りです。現在鋭意準備作業を進めておりますが、まだ選定作業自体には…

題詠100首選歌集(その87・88)最終版 

1年近くの長丁場のレースも昨日で終わった。後は、残りの選歌と百人一首の作成のみだ。まず、残りの選歌集をお届けする。通常は10題を単位にしているのだが、今日は最後なので、在庫25首以上の13題をまとめて、「その87」とした。 在庫25首に届か…

題詠100首選歌集(その85・86)

泣いても笑っても最終日。皆様お疲れさまでした。 今日はおそらくこれ1便では終わらず、あと何回か選歌集を今日の欄に追加することになるのだろうと思う。そして、明日以降「選歌単位(25首)未満」の題の選歌をして、それから百人一首作りに掛かることに…

題詠100首選歌集(その84)

いよいよゴールの前日、しかも最後の週末。走者のピッチもかなり上がって来たようだ。明日は、多分選歌集が何セットかできて、何便かに分けてお届けすることになるのだろうと思う。走者の方々のゴールをお待ちしています。 選歌集・その84 020:貧(252…

題詠100首選歌集(その83)

この催しも、余すところ後2日となった。現在のところ完走者は143人、去年の160人より少し少ないが、ゴールぎりぎりの方もかなりおられるので、おそらく去年の数はかなり超えるのではないかと思う。先日も書いたように、例年はちょっぴり格好を付けて1…

題詠100首選歌集(その82)

締切りまであと4日、ラストスパートの方々の御完走をお待ちしています。 選歌集・その82 036:意図(202〜226) (里坂季夜)楽しげなコメントの意図計りかね甘くしすぎたシナモンミルク (寺田ゆたか) 優しきは罪滅ぼしかと笑みていふわが意図すでに…

題詠100首選歌集(その81)

選歌集・その81037:藤(204〜229) (内田かおり)ゆったりと藤花白く下がる頃狭庭の石に写る夢あり (佐山みはる) 四十年前フランス人として死せり藤田嗣治八十二歳 (Ni-Cd) 藤棚の房の岸辺のまどろみよひとづまから消すひとといふ文字 047:警(…

題詠100首選歌集(その80)

この催しも後10日余り、最終題の第100も125首に届いた。いよいよ大詰めだ。 選歌集・その80 038:→(202〜226) (葉月きらら)→(ベクトル)はいつも一方通行で行き来できない矢印のまま (佐山みはる)→のとおりに展示みてゆけば青焼け空を…

事業仕分けは葵の印籠か

一昨日、朝日新聞の「声」に投稿した原稿なのだが、おそらく掲載されることはあるまいと思い、このブログに載せることにする。掲載されないだろうという理由はいくつかある。第1に、同一人の投稿は、半年くらい間を空けるという慣行があるようなのだが、私…

題詠100首選歌集(その79)

選歌集・その79 062:坂(153〜177) (近藤かすみ)坂多き場所を選びて子は生きるジャズの盛んな神戸の街に (今泉洋子)入寮の子を見届けて女坂卯月の風に抱かれくだる (寺田ゆたか) 北に向かひ坂を登りてたどりつく小暗き家に待つ人はなし (佐山み…