2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

題詠百首選歌集・その35

あと20分で8月。新聞の歌壇では、戦争の歌が花盛りになるのだろう。そのことに多少の違和感を覚えつつ、私も8月の重みや痛みを感じるのが例年のことだ。その8月が、また巡って来る。 選歌集・その35 008:種(205〜230) (椎名時慈)夏空のぬる…

参議院選雑感

参議院選挙が終わって、最悪の事態は避けられたとホッとしているところだ。それにしても、先の総選挙のときの与党の圧勝との落差は何だったのだろう。総選挙の際に自民党に勝たせ過ぎたという選挙民の「反省」があったところに加えて、年金をはじめとする失…

題詠百首選歌集・その34

関東の梅雨明け宣言はまだのようだが、この数日、真夏を思わせるような天気が続く。暑いのは閉口だが、真夏というイメージには、いまだにロマンらしきものを感じる。かといって格別の楽しみや期待があるわけでもないのだが・・・。 選歌集・その34027:給(…

新・尺祝い(アクセス10万件突破)

このブログへのアクセス数が、今日で10万件を超えた。このブログをはじめたのが一昨年の4月、有料に切り替えてアクセス数のカウントが出るようになったのが一昨年の11月、アクセス1万件を超えたのが昨年の3月・・・・といった調子で、10万件の大台…

「眞」は行き倒れの死体

先日新聞を見ていたら(6月30日朝日新聞朝刊)、私の名前である「眞」の大きな活字が目に飛び込んで来た。何だろうと思ったら、字の生まれた字源の話である。その記事の「眞」の部分をそのまま引用すれば、以下のような記事である。 「眞」:よく知る漢字…

題詠百首選歌集・その33

台風がやっと過ぎたと思ったら、今度は中越の地震。忘れないうちに天災がやって来るこの頃だ。東京近辺は平穏無事だったが、被害に遭われた方々に、心からお見舞い申し上げたい。<御存じない方のためにときどき書いている注釈> 五十嵐きよみさんという歌人…

若者今昔――若者の保守化(スペース・マガジン7月号)

例によって、スペース・マガジン(日立市で刊行されているタウン誌)からの転載である。2年半ほど前にコラムの執筆を依頼されたときには、肩の凝らない軽いものを書く積りだったのだが、どうも「悲憤慷慨」の種が尽きず、硬いものが多くなっているようで、…

題詠百首選歌集・その32

やっと最終題の在庫が25首になった。これでやっと1巡したわけだ。去年の1巡は5月初頭だったので、今年はかなりゆっくりしたペースのようだ。もう折り返し点を過ぎたわけだから、この分では完走者がどのくらいの数になるのか少々気懸りでもあるが、私が…

題詠百首選歌集・その31

最後の題が、なかなか25首に届かない。まさか私に意地悪をしてじらしているわけではないだろうが・・・。もっとも、もう24首まで来ているので、私が勝手に作った在庫ルールの25首に届くのは、明日あたりのことだとは思う。 選歌集・その31 009:週末…