2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

題詠100首選歌集(その24・25・26)

いよいよ最終日である。例年よりかなり投稿数が少ないが、それでもここ数日はかなりのペースに上り、今日あたり、もう一度選歌集を載せることになるかも知れない。→その25とその26を追加した。 それにしても、この数では、恒例の百人一首を作るにはかな…

題詠100首選歌集(その23)

選歌集・その23 005:中心(95〜119) (廣珍堂)ラーメンの中心にあるナルトへと麺が渦巻く大衆食堂 (青山みのり)授業中心のなかで唐突に糸のほどけてゆく音がする 010:玉(86〜110) (さくら♪)お揃いのリュックで揺れるトンボ玉夕焼け空を…

題詠100首選歌集(その22)

選歌集・その22 006:婦(95〜119) (kei)暗雲はただ少しずつ晴れてゆく夫婦茶碗は同じ大きさ (美裕)婦人科の重い扉を開ける日の空の青さにただ立ち尽くす (杜崎アオ)はつなつの妊婦ははるか海をもつ円周率の永遠ほどの 014:込(76〜100)…

題詠100首選歌集(その21)

選歌集・その21 032:昏(51〜75) (海)山際にカラスの群れは吸い込まれ空に大地の溶ける黄昏 (睡蓮。)どうするのこの完璧な秋晴れを持て余すまま黄昏になる (杜崎アオ)きのうよりきみがとおいね抱擁を昏い川だと思って渡る 061:宗(26〜51)…

題詠100首選歌集(その20)

選歌集・その20 017:画面 (62〜86) (RussianBlue)録画したあの日の君の微笑みが画面に滲む孤独な夕べ (さくら♪)青空を光る画面に変える夏 虹の向こうで白が弾ける (鮎美)爛漫の桜花の下にも俯きてちひさき画面に囚はれてをり 019:靴(59〜83) …

題詠100首選歌集(その19)

この催しの締め切りも、後10日近くに迫った。どうも応募作が伸びない。現在の完走者が33名で、この分だと恒例の百人一首を作るのには難渋しそうだ。締め切ってみないと判らない話ではあるが、ひょっとしたら、今年は百人一首の選定は諦めざるを得ないか…