2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

題詠百首選歌集・その24

選歌集・その24 009:週末(165〜189) (わたつみいさな。) 嘘ばかり思い出してるまだそれでじゅうぶん泣ける週末の月 (David Lam)何もない週末がよい何かあつた金曜の夜を忘れるために (今泉洋子)携帯電話(ケータイ)もパソコンもなくひたぶる…

性比と年齢別人口(市町村単位)

先日、平成17年の国勢調査の数字から、性比(男性/女性の比率)と年齢別人口のことを、全国と県単位に大づかみに書いた。今日は、その各論として、市町村単位に細分化したデータをお示ししよう。全国の性比は95.31と女性の方が少し多く、14歳まで…

題詠百首選歌集・その23

やっと在庫が規定数(?)に達した。釈明めいたコメントを一つ。77や78がまだなのに、80と85が登場するのも妙なものなのだが、会場サイトのトラックバックの件数を選歌の基準にしているので、二重投稿などで後の方の在庫が多いように見える場合も出…

題詠百首選歌集・その22

このところ選歌の在庫がなかなか貯まらない。他方、書きたい雑文がいろいろあったので、しばらく選歌の方はお休みになった。やっと私の勝手なルール(在庫25以上の題が10)に達したので、ひさびさに選歌集をお届けしよう。在庫24くらいの題が結構ある…

性比と年齢(平成17年国勢調査)

何度か書いたように、国勢調査データの整理と分析が私の最大の道楽で、数年前に「市町村盛衰記――データが語る日本の姿」(平16・出版文化社)を刊行したのだが、その後平成17年調査の内容についても、ぼつぼつ資料の整理を進めている。基本的なデータの…

渡辺議員の反乱

先日の国民投票法案の採決の際、民主党の渡辺秀央議員が賛成票を投じて話題になった。党の方針に反しての賛成票であり、どのような処分がされるのか関心があったのだが、結局「厳重注意」という軽い処分で済んだようだ。渡辺議員は、まだ私が通産省に勤務し…

「ふるさと納税」の先陣争い

菅総務大臣が、いわゆる「ふるさと納税」制度の主張をされているようだが、今日の朝日新聞朝刊によれば、その提案の先陣争いが起こっているようだ。世耕弘成総理補佐官が今年4月に、平岡秀夫衆議院議員が去年の4月に、それぞれホームページで提案されたと…

題詠百首選歌集・その21

選歌集・その21 004:限(200〜224) (みゆ)限りない未来を君と契りましょうか 白詰草をかんむりにして (わたつみいさな。) 無期限の約束をしたわけじゃなくだから愛されないというのも (まゆ)限られた時間の中で 限りなく広がる海を君と見てい…

国勢調査から見た外国人

以前にも書いたように、私は国勢調査マニアであり、国勢調査に基づく各種基本データの整理や分析などについては、このブログにも何度か書いた。その後、派生的なデータを折に触れて整理しているのだが、外国人関係のデータが一応まとまったので、その骨子を…

題詠百首選歌集・その20

選歌集・その20 001:始(219〜243) (今泉洋子)産土の末枯(すが)るる庭に水仙は匂ひ始めて母の面影 (フワコ)始まりの合図のラッパを身の裡に鳴り響かせてタイムカード挿す (高岡シュウ)楽になる涙は流したくなくて始発ホームで唇を噛む (や…

先生(スペース・マガジン5月号)

例によって、スペース・マガジン(日立市で刊行されているタウン誌)からの転載である。 [愚想管見] 先生 西中眞二郎 「先生と呼ばれるほどの馬鹿でなし」、うろ覚えだがそんな川柳があった。「先生」の正確な語源は知らないが、元来は「自分に学問などを…

題詠百首選歌集・その19

このところ暑い日が続く。明日は30度を超える地域もあるとか。ゴールデンウィークも終わった。毎日が日曜日の我が身としても、連休の終りは少し物足りないような気がしないでもない。<ときどき書いている御存じない方への注釈> 五十嵐きよみさんという歌…

60年安保と通産省入省

数カ月前、大学時分に同じ下宿にいた友人と久々に会って飯を食ったのだが、そのとき、彼に褒められた。昭和35年、私が通産省に入省したときに、印刷して葉書で出した挨拶状のことである。「随分思い切った挨拶状であり、気骨を感じた」というのが彼の褒め…