2012-01-01から1年間の記事一覧

石原都知事の退陣(スペース・マガジン12月号)

例によって、スペース・マガジン(日立市で刊行されているタウン誌)からの転載である。実はこれを書いたのは先月中旬なので、賞味期限切れの感がないでもない。それに、昨日このブログに、共通項のあるものを書いてしまった。順序からすれば、今日の部をま…

選挙戦がはじまった

選挙戦がはじまった。類を見ない小党濫立で、面白いと言えば面白いし、訳が判らないと言えば訳が判らない様相を呈している。各種の世論調査を見ると、「支持政党なし」あるいは「判らない」という層が、従来以上に多いようだし、なるほどもっともだという気…

題詠100首百人一首・あとの祭

題詠100首・百人一首「あとの祭」 昨日12月4日のブログに、「題詠100首・百人一首」を載せた。結構苦労もしたが、先が見えない中で、何が出て来るかと思いつつの楽しい作業でもあった。皆様へのお詫びや釈明などは、その前日3日のブログに書いてい…

題詠100首百人一首

平成24年・題詠100首百人一首 001:今 (粉粧楼) 手の中の今川焼きは冷めてゆき人待つ午後はいつでもひとり 002:隣 (槐) 寄り添ひて甘えて拗ねて触れあひて隣りあはせの嫉みを隠す 003:散 (鳥羽省三)葉桜の村一軒の散髪屋 五人目の胎児(こ)…

題詠100首・百人一首前夜祭

題詠100首・百人一首前夜祭(又は前々夜祭又は前々々夜祭) 題詠100首の勝手な選歌を続けて参りましたが、それを土台にしてこれまで同様百人一首を作る積りだということは、既に申し上げた通りです。現在鋭意準備作業を進めておりますが、まだ選定作業…

題詠100首選歌集(その62〜65)

通常ペースの選歌集は昨日で終わり、以下は在庫25首以上という「基準」から外れた題の選歌である。あまり多くなってもお読みになりにくいかも知れないし、私も出来たものから早く掲載して行きたいので、以下いくつかに分けて整理したいと思う。出来れば今…

題詠100首選歌集(その61)

昨日で今年の題詠100首も終わった。去年よりは少し少ない数だったが、最後のラッシュで、まあまあの結果は得られたようだ。従来通りの選歌集(在庫25首以上の題について選歌)はこれにて終了、明日は積み残しの題を選歌し、明後日以降、百人一首の選歌…

題詠100首選歌集(その59&60)

泣いても笑っても最終日になった。午後ずっと出掛けていたので、選歌は夜になってしまった。もう1回分くらい選歌集が出来るのかもしれないが、とりあえず「その59」をお届けしよう。もし今日中に次の選歌集が出来れば、これに続けて載せる積りだし、もし…

題詠100首選歌集(その58)

ゴールも余すところあと1日。今日あたりもっと投稿が伸びると思っていたのだが、選歌集がやっと1組揃ったところだ。去年の場合、今日の選歌集は66、67の2組になっていたのだが、それに比べると大分少ない。かくなる上は、最終日の明日の大幅な伸びを…

題詠100首選歌集(その57)

選歌集・その57 042:稲(126〜151) (黒崎聡美)ぼつぼつと天気の話をする祖父とお稲荷さんを二個ずつ食べる (青山みのり)稲刈りを終えた案山子の遺言のようにはかない今日のゆうぐれ (鮎美)二十一センチの靴の歩幅にて稲の臭ひの濃き通学路 044…

題詠100首選歌集(その56)

選歌集・その56018:希(177〜201) (裕希)ちょっとだけ弱音を吐いてもいいですか「希望」という字も今日は封印 (小倉るい)山手線のガードをくぐり希望とは離れた場所に住み慣れし日々 024:玩(153〜177) (青山みのり)すこし前までは鬼…

題詠100首選歌集(その55)

選歌集・その55 038:的(126〜150) (黒崎聡美)的外れなアドバイスだと気づいてるカフェモカは冷め重たい甘さ (牧童)落日の秋海棠にうなだれて一方的な恋の終焉 063:久しぶり(103〜127) (村木美月)久しぶり流れる曲のフレーズに心震える…

題詠100首選歌集(その54)

選歌集・その54025:触(152〜176) (龍翔)触れ方で君だと分かる程度には私も大人になってしまった (ちょこま)心音を切り取るように触れてみる夜が移ろう頃のわたしへ (睡蓮。)もう僕は君の心に触れるまで迷わず行ける夜を背にして (ひいらぎ…

題詠100首百人一首(予告編)

題詠100首(注:五十嵐きよみさんという歌人の方が主催しておられるネット短歌の会)の締切も後1週間になった。この催しに参加して8年目になるが、毎年全作品から選んで勝手な選歌集を作り、終了後にその中から百人一首を選定している。今日はその予告…