2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

題詠100首投稿(046〜050)

題詠100首投稿 046:賛 賛同をするはた易きことなれど違和感もありて口ごもりいぬ 047:持 湯の宿の夕べの時間持て余し国会質疑のテレビ見ている 048:センター センターで8番なれば「ライク」より少しマシなる中学時代 049:岬 海に沈む夕日を見むと歩み行…

題詠100首投稿(041〜045)

題詠100首投稿 041:一生 一生を省みるにはまだ早いと喜寿過ぎてなお思いておりぬ 042:尊 古びたる「下練馬村不動尊」散歩途中の川べりの道 043:ヤフー 家畜人ヤプーとヤフーの関係を明け方の夢で考えており 044:発 宿を発つバスの時刻を気にしつつ朝食済…

題詠100首投稿(036〜040)

題詠100首投稿 036:ふわり 海に続く露地の真昼の静まりに黒き揚羽のふわりと舞えり 037:宴 結婚の披露宴とてネクタイのみ変えて出かけぬ黒き背広で 038:華 祭礼の提灯点きしビル街にやや場違いな華やぎのある 039:鮭 遡上する鮭はひぐまに食われたり「食…

題詠100首投稿(031〜035)

題詠100首投稿 031:栗 小休止のバスは小布施に停まりたれば栗饅頭をまずは買いおり 032:叩 安倍批判せめてブログに残さんと更けたる夜のキー叩きおり 033:連絡 旅情持つ連絡船も減りたると島に繋がる橋を見ている 034:由 鳥啼けばこれも異変の予兆かと由…

題詠100首投稿(026〜030)

題詠100首投稿 26:応 不機嫌な応答をして電話切り切りたる後に悔やみておりぬ 027:炎 縄文の人らいかなる貌(かお)をして炎と燃える土器作りしか 028:塗 黒塗りの格子が続く三之町高山ペースでゆったり歩む 029:スープ 望むらくはスープの冷めぬ距離と言…

題詠100首投稿(021〜025)

題詠100首投稿 021:折 たくましき腕を見事に折り畳みクレーン車瓦礫を移し変えおり 022:関東 新幹線関東平野をひた走り日は落ちそうでなかなか落ちず 023:保 保育園に園児が一人残りいて保母と見上げる夕焼け小焼け 024:維 維新なる言葉に酔える人らあれ…

題詠100首投稿(016〜020)

題詠100首投稿 016:捜 所用ありて妻出掛けたる夜なれば酒のありかをまず捜しおり 017:サービス 夜行便で着きたるらしきトラックが櫛比せる朝のサービスエリア 018:援 「人生の応援歌」なる褒め言葉司会者安易に使いておりぬ 019:妹 妹を持たざるゆえにい…

題詠100首選歌集(その2)

選歌集・その2006:員(1〜42) なし 007:快(1〜41) (美穂)まひるまの快速電車は乗客に催眠術をかけて眠らす (葉月きらら)快晴と言えぬ心に傘を差し傷つく準備もうできている (中村成志)雪の日は土曜日が良く寝床から快速線の過ぎる音聞く 008…

題詠100首投稿(011〜015)

題詠100首投稿 011:錆 赤錆びしレールまっすぐ伸びていて廃線跡を風吹き抜ける 012:延 角曲がれば西よりの日差し暖かく初詣の列延々と続く 013:実 駐車場の上にたわわに実りたる葡萄棚ある勝沼の町 014:壇 馴染みたる名前の人は神奈川の綾瀬に住むらし新…

題詠100首投稿(006〜010)

題詠100首投稿006:員 町内会の役員らしき老人が取り仕切りいる通夜の段取り 007:快 快速艇の起せし波も静まりて今日の運河はきらめきており 008:原 高原の起伏に秋の風立ちて山稜著く蒼天を切る 009:いずれ 老い先の短きゆえかスピーチはいずれも長き同期…

題詠100首選歌集(その1)

今年も題詠100首(五十嵐きよみさんという歌人の方が主催しておられるネット短歌の会)がはじまった。2月から11月までの期間に、題の順に各自が投稿するというシステムである。私も参加して10年目になるのだが、例年通り、私の投稿が済んだ題につき…

題詠100首投稿(001〜005)

五十嵐きよみさんという歌人の方が主催しておられる題詠100首というネット短歌の会にこれまで9年続けて参加しているのだが、今年も参加することにした。以下は、その第1回目の投稿である。例年せっかちで、はやばやと100首の投稿を終えているのだが…

安倍総理の靖国参拝(スペース・マガジン2月号)

例によって、スペース・マガジン(日立市で刊行されているタウン誌)からの転載である。実は、年末にほとんど同じものをこのブログに書いたので、それをご覧になった方にとっては二番煎じになっていることをお断りしておきたい。 [愚想管見] 安倍総理の靖…