近況報告とPR

         近況報告と宣伝

 
日によっては冬を感じることもある昨今ですが、皆様お元気でお過ごしのことと存じます。仕事を退いて2年半弱になりますが、まずは元気に、さほど退屈もせずに日を送っております。いろいろ気が多いものですから、自分なりに結構忙しくしていると申しても良いのかもしれません。
 ワープロ歴は長いものの、パソコンに切り替えてからは2年強、ブログをはじめてからは7カ月という初心者ですが、いまや、パソコンやブログのない生活は考えられないような状況でもあります。
 
 今日は、近況報告を兼ねまして、少々自己PRをさせて頂きたいと存じます。


朝日新聞の「折々のうた」に、昨年夏、私の短歌が掲載されたことは、このブログでも以前書きましたが、このたび本になりました。今月中旬に発行されました岩波新書の「新・折々のうた 8 大岡信著」です。昨年から今年にかけての1年くらいの間に「折々のうた」に掲載された全作品をまとめた本です。正直に申して、多分にラッキーな面もあったと思いますが、錚々たる歌人俳人、詩人の方々と肩を並べて掲載されたということを、素直に喜んでおります。
 ちょっと毛色の変わった歌かもしれませんが、次のようなものです。
   
   「覚めてより耳に離れぬ唄のあり そがまた実に下らぬ唄にて」


②この夏、新風舎が募集しておりました新風舎出版賞に応募しましたところ、幸い入賞しました。もっとも上位入賞というわけではありませんが、5487編のうち137編の中に入ったわけですので、約40倍の競争はパスしたわけであり、まんざら捨てたものではないとも思っております。
 同社から出版のお勧めもあり、来春には「新風舎文庫」から出版の運びになるだろうと思います。かねがね日本語の表現などに関心を持っており、全くの素人なりに、その類の雑学などをまとめてみたものです。割に肩の凝らない面白い本になるだろうと自画自賛しておりますので、出版されました際には、よろしくお願い申し上げます。
 「日本語雑記帳―――ことば随筆」というタイトルを一応考えております。


③最後は、日の目を見なかった話です。毎秋(今年は本日)テレビ東京で放映されております「日本作詩大賞」というテレビの歌謡番組がありますが、その中の新人賞というものに今年はじめて応募してみました。「不確定小唄」という作品が二次審査まではパスしましたので、これからが難関だとは思いつつも、かすかな期待も抱いていたのですが、入選には至りませんでした。応募総数1709編、そのうち二次審査までパスしたのが45作品でしたから、これまた40倍程度の競争まではくぐり抜けて来たわけで、私としては満足すべき結果かなとも思っております。
 

 以上、厚かましく、かつ、恥ずかしげもなく宣伝をさせて頂きました。「古希近い年齢」に免じて、「面の皮の厚さ」をお許し下さい。もともと気が多い方ですから、来年も何かにトライしてみようかなと思ったりしております。