ブログ1周年

 うっかり失念していたのだが、ブログをはじめたのが去年の4月下旬だった。それから1年経つ。もともとブログには全く関心がなく、どこかよその世界の出来事のように感じていた。これまでに何度か書いたことなのだが、ブログをはじめるきっかけになったのは、「題詠マラソン」というネット短歌の催しである。去年からそれに参加したのだが、いろんな参加者の方が、御自分のブログで、投稿された短歌の選歌や鑑賞などをしておられる。それに触発されて、私もやってみたくなり、ブログの入門書を買って手探りではじめたのがことの発端である。現在の私にとって、ブログは、「意見発表」の場でもあり、見知らぬ方との対話の場でもあり、生活のかなり重要な一部を占めている。そういった意味でも、貴重な機会を与えてくれた「題詠マラソン」に謝意を表さねばなるまい。
 ワープロをはじめたのが約20年前、パソコンを買ったのが約3年前である。パソコンを買ったときには、文章書きやデータ整理に使うのが主目的で、メールすら念頭になかったのだから、思えば随分進歩(?)したものである。
 その後、昨年11月に、ブログへのアクセス数が表示される仕組みを取り入れた。その後のアクセス数も、2万台の半ばに達しようとしている。カウントの仕方の正確な仕組みは知らないが、それにしても予想を大きく上回る数字であり、これまでアクセスされた方、とりわけコメントを下さった方々に、厚く御礼申し上げたい。ブログを通しての対話により、新しい知人(?)の方々も多数生まれた。これまた楽しいことである。
 ほかの方のブログを拝見していると、随分洒落たものも多いし、短歌関係で言えば短歌に特化したブログも多い。それはそれで魅力を感じるところではあるが、私の現在のスタイルも、比較的読みやすいといった意味も含めて、まんざら捨てたものではないとも思っている。また、勝手なことを申せば、短歌の関係でアクセスして下さった方が、ついでに私の意見などをお読み下さることも期待できるので、そういった意味では、無粋な「雑食ブログ」も悪くないと思ってもいる。もっとも、試行錯誤ではじめたブログであるだけに、いまだに判らないことも多く、その機能を十分に活用していない面もあるのかも知れないが、そこは「老人の図々しさ」で、あまり「進歩」は狙わず、判る範囲で手馴れたことだけに安住して行こうかと思っている。
 今後どれだけ真面目にブログとお付合いするのかは判らないが、これからの「老後の楽しみ」として、末長く付き合って行きたいと思っている。また、自分の意見の発表の場としても活用して、ストレスの多い昨今の風潮の中で私の「ストレス解消」に多少なりとも役立つのではないかとも思っている。今後とも、よろしくお願い致します。