題詠百首・私の投稿(001〜005)

 題詠百首がはじまった。これで3度目の参加である。今年の場合、多くの題は2月半ばから示されていたので、事前の準備をかなり進めることができた。このため、出来、不出来は別として、一応100首完成しているのだが、先の長いことだから焦ることもあるまいと、投稿は少しゆっくりしようかなとも思っている。それに投稿には結構手間ひまも掛かるので、1日にあまりたくさん投稿するのもしんどいという気もしている。そんなわけで、今日はテストを兼ねて、とりあえず5首投稿してみたところだ。
 昨年同様、投稿した歌はいったんブログから消して、次の歌を投稿し、その日の投稿を終えたところでまとめてこのブログに掲載するというスタイルをとろうと思っている。1年ぶりのトラックバックなので、うまく行くのかどうかも心配だったのだが、どうやら何とかなりそうだ。(実は、最初はうまく行かず、ちょっと焦ったのだが、私の操作ミスだったようで、やっと軌道に乗って来たというのが正直なところだ。)
 なお、今年も勝手気ままな選歌と、終了後の百人一首を作る積りでいる。他の方の作品は、自分の投稿前には見ない主義にしているので、選歌のためには、私の投稿をあまり遅くするわけにも行かないという点もある。
 これから8ヶ月に及ぶお付合いになるわけだが、主宰者の五十嵐さん、御参加の皆様、今年もよろしくお願い致します。


001:始  始発駅のホームに黒き鞄置きて待機の車掌は夕日見ていぬ
002:晴  脊振山を遥かに眺め弥生人は恋語りしか晴れし日の下
003:屋根 十月の朝は晴れたる車窓より見下ろす屋根の影のみな濃き
004:限  限りなく青空続く山間(やまあい)の果てに懸かれるひとひらの雲
005:しあわせ それぞれの部屋にしあわせある如く団地の窓にもの干してあり