日本語雑記帳(全面広告)

 このブログにも何度か書きましたように、昨年5月に、「日本語雑記帳―――ことば随筆」という粗著を新風舎文庫から刊行したのですが、昨日同社から連絡があり、このたび増刷の運びになったとのことです。もしこれまでにお買い下さった方がおられるとすれば、厚く御礼申し上げますとともに、これからお買い上げ下さる方がおられれば、著者としてこんなに嬉しい話はありません。よろしくお願い申し上げます。
 一般の本屋さんにうず高く積み上げられているという本ではありませんので、在庫のない場合も多いと思いますが、本屋さんに御注文頂いて取り寄せることはもちろん可能だと思います。また、図書館に依頼して入手して貰うという方法もあろうかと思います。この本で印税を稼ごうといった大それた気持は持っておりませんが、お値段(税込みで682円)の割には読み甲斐のある面白い本だとうぬぼれております。

 
昨年もこのブログで御披露しましたように、同書のカバーの宣伝文には、以下のように書かれております。
 
「短歌で日本語の感性を磨き、内閣法制局の参事官時代に「わかりやすい表現」に敏感になる。さらに趣味は、市町村の人口や合併を調べること――――。
 こうした経歴を経た後、日本語コンテストで「大達士」の称号を得た著者が、知れば知るほど奥深い日本語について書き綴った随筆集。
 日常あたりまえに使われている“ことば”について、その語源、使い方、変化の過程など、その履歴を多くの例を挙げながら解りやすく記していく。
 日本語の独自性や面白さ、そして面白いからこその難しさを再認識させ、遊びごころを交えつつ知的好奇心をくすぐる一冊。」

 本人にはとてもここまで宣伝する「図々しさ」はありませんが、そこのところは、出版社が書いてくれた文章だということに免じてお許し下さい。
 
 なお、昨年の5月13日、5月27日、8月5日のこの欄で、この本のことなどについていろいろ書かせて頂いております。
 
 お値段、内容、目方ともに軽い本ですので、電車の中や御自宅で寝転がってお読みになるのに適していると思っております。この本を読んで下さったある友人曰く「電車の中で読んでいて、笑いをこらえるのに苦労した。こんなことはひさびさのことだ。」―――これはちょっとオーバーだと思いますが、そのように評価して下さった方がおられたのは事実です。以上、書いているうちに筆が走り、ますます厚かましい宣伝になってしまいました。お許し下さい。