平成二十年年賀状

nishinaka2008-01-01

 年頭に当たり、皆々様のますますの御健勝と御発展をお祈り申し上げますとともに、今後とも変わらぬ御厚誼を賜りますようお願い申し上げます。
[近況]我が家の建替えから3年近くになりますが、まずは快適に過ごしております。一昨年に新風舎文庫から刊行した「日本語雑記帳―――ことば随筆」は、昨年少しばかり増刷になりました。相変わらずパソコンの前に坐っている時間が多い日常ですが、私のブログへのアクセス件数はこの2年余りで13万件に達しました。詳しい近況は、ブログに記載しております。
  平成20年元旦               西中眞二郎(毛筆にて署名)
                           住所・電話番号(略)
                      E-mail nisinak001@@ybb.ne.jp
                  URL http://hatena.ne.jp/nishinaka/ 

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以上が、今年の私の年賀状です。本物はもちろんタテ書きです。このブログを通して御面識(?)を頂いた皆様にも、この場を利用して、上記年賀状により新年の御挨拶を申し上げます。なお、親戚や共通の知人あてのものは家内と連名にしており、したがって文面も多少は違います。また、機械的に送られる迷惑メールを避けるため、このブログに記載したメールアドレスには「@」を一つ余計に記載しております。
 文面はパソコン印刷ですが、宛名と私自身の署名は、一昨年まですべて筆で書いておりました。ひところは千通を超えておりましたし、現在でも600通くらいにはなりますので、筆書きもいささか重荷になり、そろそろパソコンでの宛名書きに切り替えようかとも思い、実は一昨年から、一部はパソコンによる宛名書きに切り替えました。高校生の頃から毛筆による直筆を続けておりましたので、何だか手抜きをしたような「罪の意識」もあり、「やはり、全部手書きにした方が良かったかな」という気がしないでもありません。

 ところで、上記年賀状で、「詳しくは私のブログで」と書いておりますので、以下その「詳しく」を書かせて頂きます。
    <「詳しく」の中身> 平成20年1月1日現在


 仕事を退いて4年半になりますが、まずは元気に、さほど退屈もせずに日を送っております。いろいろ気が多いものですから、自分なりに結構忙しくしていると申しても良いのかもしれません。
 ワープロ歴は長いものの、パソコンに切り替えてからは4年強、ブログをはじめてからは3年弱という初心者ですが、いまや、パソコンやブログのない生活は考えられないような状況でもあります。
 以下、年賀状の補足として、少々近況報告をさせて頂きたいと存じます。


(1) 一昨年5月に刊行した「日本語雑記帳―――ことば随筆」につきましては、昨年千部弱増刷になりました。割りに面白い本だと自画自賛しているものの、大きな広告をしているわけでもなく、書店に積まれているわけでもありませんから、ベストセラーになる気遣いは全くありません。書店で御注文頂ければ幸甚です。(一昨年の5月13日と8月5日付けのブログに、やや詳しく書いております。)
(2) NHK・BS放送で年2回放映されております「列島縦断短歌スペシャル」に応募し、4月29日に、岡井隆さんの10選に入りました。「窓」という出題で、


 電車曲る 一瞬街の 静まりて 本読む女(ひと)の 窓越しに見ゆ

という作品です。また、10月27日には、「群」という出題に


 通勤の 群れのざわめく 道筋に 葬儀を示す 矢印のあり

という作品を出し、穂村弘さんの選でテレビでは紹介されましたが、10選には届きませんでした。いずれもその翌日のブログに記載しております。
(3) 「「有識者」とは呼べぬ懇談会」が、4月29日に朝日新聞の「声」に掲載されました。東京本社版に掲載されたもので、同日付のブログに転載しています。
(4) 日立市で刊行されている「スペース・マガジン」というタウン誌に、「愚想管見」というコラムを持たせて頂き、毎月思いつくままに勝手なことを書いております。これもこのブログに毎月転載しております。
(5) 山梨学院大学主催の「酒折連歌」に応募し、昨年2月「次点」という名で百選の中に入りました。「うたたねの 夢さめて聴く 夜の雨音」という上の句の出題に対し、「寂しさも また良しとして 山の湯の宿」と付けたものです。2月1日のブログに記載しております。実は昨年も数点応募したのですが、現在のところ何の反応もありませんので、今回は多分入選しなかったのだと思います。
(6) 五十嵐きよみさんという歌人の方が主宰しておられる「題詠100首」というネット短歌の催しに参加しているのですが、参加者の方の作品を勝手に選歌し、このブログに67回にわたって掲載しました。また、その締めくくりとして、催しの終了後、全く気まま・勝手な試みとして、「題詠百首・百人一首」を作り、11月3日のブログに掲載しております。
(7) 私の郷里の「東京東和町人会」(山口県大島郡旧東和町・・現在は4町合併して周防大島町の一部となっている)の会長を、引き続き務めさせて頂いております。また、「通産・経済九州OB会」の会長は任期満了により退任し、一昨年からは顧問を務めております。


この1年の近況をやや詳しく申し上げれば、以上のようなことです。こうして整理してみますと、「余りたいしたことはやっていないな」ということを、改めて感じます。もっと生活に密着した出来事も少しはあったような気がしますが、とりたてて申し上げるほどの「事件」はなく、概して「無為徒食」に徹しております。