題詠100首投稿(81〜90)

 これでやっとリーチ。選歌の在庫状況からすれば、多分明日は選歌集、明後日に完走ということになるのだと思う。昨夜から強風、今日は気温がぐっと下がり、本来の季節に戻った感じだ。
 084は、ややゴマカシのきらいあり。「川」なら簡単だが、「河」にはどうも馴染みが薄いので・・・。


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081:早
 年齢の上限既に超えておれば献血車の脇足早に過ぐ
082:源
 水源池の桜を見むと石段を友と登りし日は遥かなり
083:憂鬱
 青春の憂鬱の日々 友も我も「メランコリー」が口癖なりき
084:河
 五月雨や大河を前に家二軒 蕪村もかかる景色を見しや
085:クリスマス
 クリスマスのデコレーションも見ぬままに今年も残りわずかとなりぬ
086:符
 風に飛びし切符拾いて渡したる女と並び改札を出る
087:気分
 夢の中身思い出さねど気分のみはけだるく残り寝返りを打つ
088:編
 若き日の記憶辿れば三つ編みのセーラー服の少女もありき
089:テスト
 繋ぎ換えしパソコン回線テストせむと遠く住む娘(こ)にメールを送る
090:長
 ふるさとは今は蜜柑の花盛りと来賓祝辞の町長語る