題詠100首投稿(91〜100)&完走報告
選歌の在庫がわずかに掲載する基準数(?)に届かないので、先ほど自作の最後の10首を投稿し、完走報告をしたところだ。以前から、どうも投稿が早すぎるきらいがあるのだが、持って生まれた性分で、どうしようもないことなのだと思う。これからは、題詠100首関係では、当面選歌集に専念することになる。皆様よろしくお願い致します。
題詠100首投稿
091:冬
灯の点きしビルを背にして冬枯れの欅の古木泰然とあり
092:夕焼け
夕焼けの富士を見むとて久々の駅までの道遠回りする
093:鼻
けだるさは鼻風邪程度のことなれど そを口実に会うを断る
094:彼方
まなかいにふるさとの海広がりて彼方の島は霞みて見えず
095:卓
食卓の我が椅子に猫眠りいるをちょっとつついて我も寝に就く
096:マイナス
そんなことすればマイナスだけだよと言いつつもなお思案しており
097:断
晴れ渡る空真っ二つに断ち割って飛行機雲は西へと走る
098:電気
ドアノブに触れれば青き静電気今日も走ると妻の言う冬
099:戻
久々に帰り来し娘(こ)が若き日に戻りて一人オルガンを弾く
100:好
是か非かと割切り迫る人多き世相を我は好まずにおり
完走報告(西中眞二郎)(主催者ブログに掲載したもの)
先ほど完走致しました。五十嵐さんはじめ、皆様ありがとうございました。併行して選歌集を作ってブログに載せておりますが、これからは選歌集に専念致します。