NHK/BS短歌(御報告兼PR)

 今日のNHK/BS短歌で入選したので、PRを兼ねて御報告する。
 お題3つのうち、「飲む」、「紙」の2題は先日公表され、今日新たに「銀」という題が発表された。いくつかの作品を送ったのだが、入選したのは「銀」である。
 私の作品は、
     ――日を受けし黄の明るさよ公園の銀杏はすべて天指して立つ――
というもので、田中槐さん選の「銀」に選ばれた。細かく言うと、6人の選者がそれぞれの題について1首を選び、都合18首のうちから9首、3首、1首と篩分けをして行くというシステムだったのだが、18首には残ったものの、9首に絞る段階で落選してしまったという結果である。
 全部で4000首近くの作品が集まったようなので、競争率は相当なものである。それに、私にとっても「会心の作」と言えるようなものではなく、未公表の在庫品にちょっぴり手を加えた作品であり、思い入れがあったのはむしろ他の投稿作の方だった。だから正直に言ってほとんど期待していなかったし、そんな意味で言えば、私本人の気持としては「望外の幸せ」というのが正直なところだ。
 全部で5時間に亘る長丁場の番組なので、それに入選はとても無理だろうから、ビデオに撮って後で見ようと思っていたのだが、たまたまナマで見ていた最後の方で、私の作品が突然出て来たので、実は少々驚いた。
 なお、ここ数年参加して勝手な選歌などもしている「題詠100首」で御馴染みの方のお名前も、何人か今日のテレビで拝見して、懐かしさ(?)も感じたところだ。