NHK /BSの「短歌日和」

 今日のNHK/BSで、恒例の春秋2回の「短歌日和」という番組があった。出された3題(事前に2題、当日に1題)に投稿するというシステムなのだが、例によって半ば野次馬気分で7首投稿してみたところ、3首ばかり採って頂けた。もっとも、前回と違って最終予選18首の段階までは届かなかったが・・・。
 まず、歌の講評を受けた作品は、
    こんなお店あったかしらと妻が言うかつて住みたる町歩みつつ(題・歩く)
 そこまでは行かなかったが、第一次予選通過作品として表示されたものは、   
    日の当たる露地に寝そべる黒猫は夢見ているか耳の動きぬ(題・耳)
    耳順従心過ぎし身なれど青臭き棘ある心捨てるもならず(題・耳)
以上、都合3首である。
 5時間以上の長丁場の番組なので、頭の方だけナマで見て、後はビデオに任せたのだが、実は大失敗をして、前半の方はビデオに撮り損ねてしまった。このため、前半の部の後半は目にしていないので、ひょっとしたらそこで紹介された作品もあったのかも知れない。もっとも3首入っていれば御の字ではあるが・・・。(万が一これ以外の私の作品を目にされた方がおありならお教え下さい。)

 私の作品のことはさておき、それ以上に印象が深かったのは、私も参加し、このブログで勝手な選歌もしている題詠100首というネット短歌の会の常連メンバーの方々のお名前を、10人近く目にしたことだ。しかも、準々決勝に選ばれた9首のうち、4首がその会でお馴染みの方の作品であることに驚いた。それだけ、題詠100首のレベルが高いのだろうと思い、ひとごとながら(?)嬉しくなったところだ。いよいよ私の勝手な選歌にも身が入るというものだ。