第三歌集を刊行しました

 このたび第三歌集「古希前後」を、北溟社から刊行しました。中身のご説明は、同書の「はしがき」で代用させて頂きます。


         古希前後・はしがき(一部略)


 中学生のころから、我流の短歌を続けている。どこにも所属せず、自然に浮かんで来たものを素材とする自然発生派・無手勝流の、至って気ままで無精な歌詠みである。昭和62年に通産省(現在の経済産業省)を退官した折、「前半生――自歌自注」を刊行し、平成15年に一切の公職を退いた折、第二歌集「春の道」を砂子屋書房から刊行した。この間、南関東自転車競技会の会長をしていた平成13年に、競輪のPRを兼ねて「競輪場風景」なる小冊子を私家版で刊行したが、その中の主な作品は「春の道」にも掲載している。

 
短歌の在庫も大分貯まって来たので、そろそろ第三歌集を刊行しようかとかねがね思っていたのだが、これまでの歌集のような「人生の節目」には当面遭遇しそうにもないし、また遭遇したくもない。年齢という節目で言えば、古希はとっくに過ぎてしまったし、喜寿はまだ大分先の話である。その他に考えられるのは短歌関係の節目だが、これも目下のところ思い当たる節もない。それやこれやで延び延びになっていたのだが、この際、「節目」にはこだわらずに第三歌集を刊行することを心に決めた。


 冒頭に書いたように、私の短歌は自然発生派なのだが、数年前から「題詠百首」なるネット短歌の会に参加し、題詠というものも手掛けるようになった。また、第二歌集に洩れた作品を読み返してみると、「案外良いな」と見直したものもあり、愛着が湧いて来たものもある。
 それやこれやを考えて、第二歌集刊行後に生まれた一般作品、題詠によって生まれた作品、第二歌集から洩れた作品の3本立てに整理して、この歌集をまとめることにした。


 これ以上書くと、凡例に近いはしがきになってしまいそうなので、細かい説明はあとがきに譲ることにして、まずは歌歴だけが長い無精な歌詠みの作品にお付合い頂きたい。


          *  *  *  *

 以上ご報告致します。


<皆様へのご連絡・お願い>


 このブログを通じて知遇を得た方々、とりわけ短歌を通してお馴染みになった方々に、謹呈したいと思っております。皆様のご住所を存じておりませんので、もしご関心をお持ちの方がおられれば、私のメールアドレスあてに、ご住所をお教え頂ければと存じます。
 私のアドレスは、nisinak001@@ybb.ne.jp です。(機械的に送られる迷惑メールを避けるため、以上には@を一つ余計に付けております。)
 部数には限りがありますので、場合によってはお断りする場合があるかも知れませんが、その際はお許し下さい。皆様からのご連絡をお待ちしております。