題詠100首選歌集(その77=最終)

 長かったレースもやっと終わった。今日は在庫一掃の最終選歌。100題全部ともなると、さすがに時間が掛かり、一日仕事になってしまった。もっとも、25首以上在庫が残っていたのは024、040、089の3題だけで、あとはいずれも25首未満の題ばかりだったのだが、それにしても100題というのは相当のものだと、例年のことではあるがあらためて感じたところだ。
 選歌集を土台にしてデータを整理し、明日から百人一首に掛かろうと思っている。もっとも、ここ数日いろいろな予定が入っているので、完成は数日後になろうかと思う。
 皆様お疲れさまでした。私も今日は少々疲れました。


              選歌集・その77


001:春(341〜351)
(小倉るい) 春を待つ雪の真底で春を待つすみれ三株が岩手の春待つ
(竹中 えん)なにもかも私のせいじゃないことを告げゆく春の小指はにがい
003:公園(303〜320)
(吾妻誠一) 幼き日息を切らして駆け抜けた あの公園が小さく見える
(久野はすみ) 公園にはつか和毛をそよがせて猫という名の怒りが歩む
(弥慧) 手をつなぎほほえみ合わせた公園の想い出の中揺れるブランコ
(みくにえり)ルールならいつでもあって公園の時計台から告げるさよなら
004:疑(296〜318)
(内田かおり)ゆっくりと疑義ただしゆく人の声に幼き強き目が風を見る
(小倉るい) 疑問符をいくつも重ね3月の喫茶「come in」のドア押している
(青山みのり) 留守電にかわる間際のつかのまの疑う余地をのこす沈黙
005:乗(309〜312)
(青山みのり)不覚にも入道雲の乗り方を覚えぬままに年をとりたり
006:サイン(303〜305)
(纏亭写楽) あなたから嘘つくサインを指摘され鼻をかくのをがまんしている
007:決(296〜309)
(水沢遊美)ぐりとぐらみたいに大きなケーキ焼く好きなことだけする日と決めて.
009:菜 (284〜297)
(高井志野) その子にはよく似合っていた永遠が菜の花だけであるような村
(春村 蓬) とりあへず野菜をきざむ夕暮れのわたしの場所のスポットライト
(纏亭写楽) 菜の花のはじけるさやに一つずつ小さな夏を隠しています
(竹中 えん) 菜津子って名前のかたちをしているね いわれて恥ずかしい月の夜
(青山みのり)片隅にひっかけられた落陽をみてみぬふりのへのへのもへじ
011:青(263〜280)
(水沢遊美) 突き抜けた青空みたいになりたくてターコイズブルーのドレスを選ぶ
(日向奈央) まだ青を孕んでる朝 おしまいをひとりで決めるためのくちづけ
(青山みのり)戸惑いはすべての過去を青く染めずしりと重い携帯電話
012:穏(266〜284)
(みぎわ) 息の緒の汽笛短しなにもかも過ぎ去り生は穏やかになる
(祥) 思い出す中也を語る穏やかな声に恋した十七の夏
(青山みのり) 穏やかでけれど冷たい秋雨に呼ばるるごとく夜は来たりぬ
013:元気(251〜274)
ひぐらしひなつ)元気ですか とだけ添えられた絵葉書が舞い込んでまた静けさがくる
(日向奈央) 「元気?」って訊かれて「ううん」と答えれば電話の向こうの声が優しい
(纏亭写楽)大声でおはようという声すれば君の元気が空まわりする
014:接(246〜265)
(小倉るい) 接触の悪くなりたる照明の下で化粧を落とす二時半
(桶田 沙美)「あと数分」待ってくれたら君行きの電車に接続したはずなのに
(宵月冴音)口と口 接しても何も思わずに 夏の終わりを予感している
015:ガール(243〜265)
(日向奈央) はなやかなガールズトークのうらがわにいえないひみつ いわないひみつ
(春村 蓬) せつなくて水と離れた青魚(あおうを)はシャガールの空に張りついてゐる
017:最近(238〜253)
(春村 蓬)安らぎはおいてけぼりのこの街のたとへば最近出来たコンビニ
(青山みのり) 最近の時計はすこしせっかちで頭痛の癒えぬまま朝となる
018:京(232〜252)
ひぐらしひなつ)夏の陽を避けつつきみがふと零すかすかな京の訛りに憩う
(水沢遊美) 絢爛なチマチョゴリ着る若妻の京友禅に似たしめやかさ
(小倉るい)盛岡を離れる君は東京を向いて座ってお茶ばかり飲む
(桶田 沙美) 京という数字の単位覚えた日君との距離を推し量る今日
(纏亭写楽) 東京の最低気温を気にしてるのどもと過ぎた猛暑の果てに
019:押(233〜249)
(片秀)取り壊す予定の蔵でかくれんぼみーつけた、のは押し絵の少女
(ひいらぎ)押し込めた想いはどこにも行けなくて月のない夜をさ迷うばかり
(小倉るい)猥雑な飲み屋のドアを手で押して高校生の君がはにかむ
(竹中 えん)  枝よりも細き両手でこの胸を押さえし頃の恋はまぼろし
(青山みのり) なにげなく押されて痛む古傷のひとつやふたつ誰にでもある
(鳴井有葉) 押ボタン式信号と気付かずにただ待っているような人生
020:まぐれ(232〜251)
(宵月冴音)モスクワに雨降る秋の夕まぐれ 露西亜のパンはすこしあまくて
021:狐(231〜246)
(纏亭写楽) 猿だとか熊のニュースがあふれおり狐はひとり森へと帰る
(青山みのり)束の間の秋へ狐の花嫁をみちびくように降る通り雨
022:カレンダー(232〜237)
(竹中 えん) カレンダーめくれば夏の気配して水透きとおる六月の湖(うみ)
024:相撲(208〜232)
ひぐらしひなつ) 路地を行けば相撲中継聞こえくる晩夏あなたがどこにもいない
(水沢遊美)もうゲームオーバーだよと云われてもひとり相撲をとり続けている
(竹中 えん)境内で相撲を取りしあの夏から乳房はそっとふくらみを増す
(青山みのり) おそらくはラジオの相撲放送の途切れ途切れに打ち寄せる路地
(鳴井有葉)たぷたぷと打つキーボードその揺れに紙の相撲の力士ら揺れる
027:そわそわ(208〜231)
(片秀)生徒よりそわそわしている参観日母たちの目が黒板を射る
(竹中 えん)  故郷の犬がそわそわ首ふれば父が笑顔とともに帰宅す
(我妻俊樹) 北窓は生まれなかったものたちの部屋だから蜘蛛がそわそわと這う
028:陰(207〜229)
(小倉るい) 見つけたら花占いをしてみたし石垣の陰のシロバナタンポポ
(瀬波麻人) 陰影の濃い貌だった 火葬場に上る煙を父は見ている
(竹中 えん)樹の陰であななすを食む きみ宛てのメールに書いたかなしみのまま
(久野はすみ)ヌーヴェル・ヴァーグ語りしことも遠き日の葉陰にひらく夢の円環
(青山みのり)きらきらとひかる銀杏とこもれびと片陰道を選びつつゆく
030:秤(204〜218)
(水沢遊美) 頬に触れる指の熱さにバランスを欠いた天秤ゆれてしまえり
031:SF(203〜221)
(田中ましろ)SFを「すこしファイト」と読みながら秋には秋のふたりが続く
(ひいらぎ) SFの世界を空想するときは私がきみのヒーローになる
(久野はすみ) SFの扉ひらけばひだまりにビートという名の老猫がいる
(青山みのり) SFのネタにもならない冗談を笑ってくれてお茶が美味しい
032:苦(209〜219)
(桶田 沙美) 真っ黒なサングラスした男いて苦労と思考の産物を売る
(久野はすみ) 簡単に変換できること苦しあいべつりくもおんぞうえくも
033:みかん(203〜220)
(小倉るい) 盛岡駅の10番線に立つ君のみかん色した帽子が落ちる
(桶田 沙美)沈黙が次の言葉を待っているこたつの上のみかんはふたつ
(宵月冴音)まだ青いみかんを分けて食べたよね 君はなぜだか怒ってたよね
(春村 蓬)奥深くみかんの色に眼を染めて猫になりたい一日がある
(水沢遊美) 縁側でお茶をすすってみかん食む六十年後の妻にも逢いたし
034:孫(205〜213)
(竹中えん) いつまでも孫でいたくて祖母の手を握れどいのちの傾(なだ)りゆく脈
(春村 蓬)「長孫の二十歳祝ひてひとり酌む」 ぢーちやんの句がじんじん痛い
(久野はすみ) 我孫子行き列車いっぽん見送りぬ春の終わりのホームにふたり
039:怠(179〜202)
(睡蓮。) 二度寝してけだるい空気怠惰なる休日なんてママにはなくて
(ミナカミモト) 金木犀の灯る夜には薄絹に怠惰の花を咲かせて眠る
(水沢遊美) 迫りくる別れの予感に慄けどきみと寝転ぶ怠惰なる午後
(久野はすみ)倦怠はアヌーク・エーメのまなざしにまかせて夜の街へ繰り出す
(ひいらぎ)コンサートDVDをチョイスする怠惰に過ごしたい月曜日
040:レンズ(178〜202)
(野比益多) いつからかレンズに頼るようになりほんとのことがちっちゃくなった
(田中ましろ) ひび割れたレンズでしか撮れない写真 泣いてる君がとてもきれいだ
(はせがわゆづ) いつだって抱きしめたかったレンズ越しのちいさなえくぼが大好きだった
(竹中 えん)  傷のあるレンズできみをみていたと気づいた朝の遠い耳鳴り
(ひいらぎ)コンタクトレンズを無くした時よりもずっと不安な小さな噂
041:鉛(180〜199)
(はせがわゆづ)舌先に鉛色した嘘をのせて静かに携帯電話をとじた
(竹中 えん) 生むことを拒んでもいい重たさで鉛のごとくはじまる生理
(久野はすみ)ふかくふかく鉛しずめし夜の椅子におとぎ話の兵隊がくる
(青山みのり) 薄汚れた今日に<未来>と記すため色鉛筆の白を握りぬ
042:学者(177〜195)
(一夜) 寡黙なる考古学者の目をしてた 寒い晩秋老犬は逝く
(春村 蓬) スパイスとハーブと粉と使ふときわれはなかなか科学者なのだ
(青山みのり)風の香を知らぬは恥というように学者気取りの猫が横切る
043:剥(179〜197)
(r!eco) マニキュアが剥げてしまった薬指 そろそろ恋がしたいと想う
(久野はすみ) 壁紙の剥離作業のただなかの、たとえばそういう愛かもしれぬ
044:ペット(177〜193)
(ミナカミモト) 飲みさしのペットボトルに傾いた月が射し込む主なき部屋
(久野はすみ) ペットロスいまだ癒えざるともだちと悲しむための映画を選りぬ
045:群(177〜195)
(秋篠) 群青の 絵の具潰して 夜を塗る 月が落ちたら 愛してあげる
(水沢遊美)そのままの昔のわたしになりたくて群衆の中ひとりで歩く
046:じゃんけん(180〜192)
(ひいらぎ) じゃんけんであっさり結果を決められた頃の笑顔にもう戻れない
047:蒸(177〜191)
(久野はすみ) 理髪店に蒸しタオルの匂い満ちている幸福はわりとあっさり終わる
050:虹(181〜191)
(竹中 えん)  虹色の朝がはじまるわけもなく疲れた朝に冬の気配す
(春村 蓬) 太陽を背にして見える虹の色やさしさはたぶん後に多い
(青山みのり)立ち漕ぎをしてまで急ぐ人生の虹かなにかに似た忘れ物
054:戯(178〜184)
(春村 蓬)少しでも勇気の欲しい夕暮れは鳥獣戯画の蛙を思ふ
057:台所(177〜182)
(春村 蓬) 飼ひ猫にこつそり見られてしまつたが台所では人魚になれる
(水沢遊美)なれぬ手で台所しごとするきみの天使の翅のなごり見ており
(桶田 沙美) 母が立つ台所には人気無くレトルトカレーの袋が溜まる
062:ネクタイ(179〜180)
(片秀)ネクタイがいつまでたっても似合わない大きい熊さんおかえりなさい
066:雛(158〜175)
(竹中 えん) 雛壇にかそけき冬のひかり射し女雛男雛は影も寄り添う
(瀬波麻人) お雛さまみたいに並ぶ三歳の頃の写真をふたりで眺む
(久野はすみ) 千代紙の男雛と女雛つつましく娘をもたぬわが家を飾る
067:匿名(177〜178)
(青山みのり) わたくしの元へも届く匿名の文に押された秋の消印
068:怒(156〜173)
(宵月冴音)怒られず哀しき瞳向けられて終わり迎えたわが少年期
(秋篠)若き日に 怒りにまかせ 傷付けた 君の泣き顔 思い出す朝
(はせがわゆづ) 怒ったと尋ねる君の不安げな窺うような黒目が揺れた
(久野はすみ) 撫で肩と怒り肩とがならびゆく春の木陰にまもられながら
069:島(156〜171)
(宵月冴音) 寄せ返す波が全てを許します目を閉じて聞く遠き島歌
(勺 禰子)対岸の島の高さを眺めつつ尾道志賀直哉邸の暗さ
070:白衣(157〜172)
(宵月冴音)春過ぎてかえす機会を失ったハンカチねむる白衣のポケット
(豆野ふく) ひんやりと百合の匂いが漂って 白衣の中は秘密で満ちる
(はせがわゆづ) 少しだけ汚れた白衣が窓際で揺れてる西日が薄く透けてる
(ほきいぬ)わがままも言えない距離にいる君に白衣を着せてする野球拳
071:褪(155〜173)
(竹中 えん) 思い出の写真の色が少しずつ褪せてくような立ち位置にいる
ひぐらしひなつ)廃屋となりし酒屋に褪せながら微笑みかわすポスターがある
(水沢遊美) 妻がいて子もいてなおも常夏の花の記憶は色褪せぬまま
(青山みのり)なれそめを今さら語れといわれても色褪せている夕焼け小焼け
072:コップ(155〜172)
(秋篠) 同棲を 始めて増えた 色違い コップ並べて 歯ブラシを挿す
(竹中 えん)  さかしまにコップならんでいる棚の時間、ひだまり、春の綻び
(r!eco) 色違いのコップを買っておそろいのココアを飲んでさよならしよう
(青山みのり) 微笑んであふれんばかりに美しい嘘をコップにそそぐその指
073:弁(155〜174)
(久野はすみ)肉体は借りものなれば心臓に半月弁という月がある
074:あとがき(154〜171)
(久野はすみ)<完>ののち空白だけが広がりぬあとがきのない恋愛小説
(青山みのり) こんなにも佳き日を終えるあとがきのようにゆらゆら夕陽が落ちる
075:微(152〜173)
(豆野ふく)真実も嘘も言わずに閉じたまま君の微熱を告げるくちびる
ひぐらしひなつ)断つことを選んで午後の絨毯に転がる冬の微光に温む
(はせがわゆづ)真っ白い月を見ている横顔に微かに残るためいきのあと
(水沢遊美)あの海の記憶さらさら微笑んで絡めた指を解けずにいる
(青山みのり)染料をこぼしたような夕空の暗示している微妙な決意
076:スーパー(153〜171)
(r!eco) スーパーの袋をふたりでぶらさげてネギの長さも愛おしくなる
078:指紋(156〜168)
(瀬波麻人) ああなんだ空ってこんなに広かった。指紋だらけの窓を磨けば
ひぐらしひなつ) 玻璃窓に指紋は透けて春となるこころを春のかたちに据える
(はせがわゆづ) 愛されていたひとの温度を思い出し規則正しい指紋をなぞる
(久野はすみ)だれよりもわたしのことを知っている液晶画面の指紋をぬぐう
079:第(155〜169)
(春村 蓬)大切にしてきたものを消しながらわたし次第のわたしのひと日
(桶田 沙美)気晴らしに海を見ていた黄昏の第二埠頭に夕陽つながる
080:夜(157〜169)
(竹中 えん) うそうそとほどけてしまう靴の紐 夜のデートはまだすこし怖い
ひぐらしひなつ) 長かった電話を終えて火照りつつ夜の埠頭に聴く遠花火
(桶田 沙美)友達とパジャマパーティー夜が更けて恋の話が深まっていく
(青山みのり) ひそやかに空の器は傾いて夜はひかりを次々と生む
081:シェフ(155〜167)
(桶田 沙美) この店はシェフのお薦め多すぎてやはりいつものファミレスに行く
(青山みのり)この店のシェフのおススメランチからはじまったねと君が微笑む
082:弾(151〜168)
(久野はすみ) うでとうで交叉してひく連弾に小鳥さざめく春となりたり
(青山みのり) 今日までは忘れてもいいことばかり ラ・カンパネラ弾いてください
084:千(153〜164)
(竹中 えん) 百千々に揺れながらみる水槽へあさのひかりは飄々と降る
(秋篠)千葉へ往く 電車の中で トロトロと 昔愛した 人の夢をみた
088:マニキュア(153〜167)
(はせがわゆづ) 濃くなっていく夜の色をあびながら赤いマニキュアを塗り重ねてる
(宵月冴音) マニキュアがうまく塗れずに泣いた日の雨の音さえ覚えています
(久野はすみ) いきものの気配の満ちる夜なればみずうみ色のマニキュアを塗る
089:泡(137〜163)
(纏亭写楽) 炭酸の泡を透かしてみる空はかすかに青が透明になる
(久野はすみ) ふふみたるペリエの泡の消えゆけばもういちど始まる物語
091:旅(157〜167)
(はせがわゆづ) 手荷物は四葉のクローバーだけだったよく晴れていた旅に出る朝
(豆野ふく)行く当てもないのに昨日買ってみた旅行鞄にあしたを詰める
(久野はすみ)長編を読み終え見上ぐる揚げ雲雀そろそろ旅に出ようと思う
(青山みのり) 人生の色をうすめてゆく旅を愉しむための各駅停車
092:烈(158〜165)
(豆野ふく)烈しさは母 臆病は父譲り キスの作法は君に習った
094:底(156〜164)
(蝉マル)背の高きビルがまた建つ行く道をいよいよ深き谷底にして
096:交差(155〜163)
(宵月冴音)遠雷のごとき予感し手を握るスクランブル交差点渡れないまま
097:換(154〜160)
(久野はすみ) 換気扇のファンがうるさく鳴っていて再会場面をだいなしにする


 なお、今日の選歌集で採った作品のない題は以下の通り。
002:暇(330〜332)、008:南北(288〜296)、010:かけら(281〜287)、016:館(在庫ナシ)、023:魂(234)、025:環(230)、026:丸(230〜232)、029:利用(207〜223)、035:金(205〜206)、036:正義(在庫ナシ)、037:奥(在庫ナシ)、038:空耳(207)、048:来世(178〜192)、049:袋(180〜190)、051:番号(183〜184)、052:婆(182〜183)、053:ぽかん(181)、055:アメリカ(184)、056:枯(182)、058:脳(179〜184)、059:病(179〜)、060:漫画(181〜182)、061:奴(181)、063:仏(178〜180)、064:ふたご(178〜181)、065:骨(179〜180)、077:対(151〜173)、083:孤独(153〜166)、085:訛(156〜169)、086:水たまり(153〜166)、087:麗(155〜162)、090:恐怖(161〜166)、093:全部(158〜165)、095:黒(155〜162)、098:腕(153〜161)、099:イコール(157〜161)、100:福(155〜159)