題詠100首百人一首前夜祭

 題詠100首・百人一首前夜祭(又は前々夜祭又は前々々夜祭)
 
 題詠100首の勝手な選歌を続けて参りましたが、それを土台にしてこれまで同様百人一首を作る積りだということは、既に申し上げた通りです。現在鋭意準備作業を進めておりますが、まだ選定作業自体にはほとんど入っておりません。したがって、私にとっても混沌とした状況なのですが、これまでの経験から、一両日中には何とかなるのではないかと思っております。もっとも、あまり無理の利かない年齢でもありますので、1日か2日の遅れはお許し頂きたいと存じます。(以下は、去年のものをベースにして、本年版に修正したものです。)

 骨組みだけ申し上げておきますと、100の題につき、それぞれ1人の作品を選びます。したがって、作者も100人ということになります。対象は、「題詠100首」の性格上、完走報告をされた方に絞りました。常連の実力者の方々で完走されなかった方も何人かおられますし、途中までは良いペースで走っておられたのに突如走りをやめた方もおられますので、例年同様この点は少々迷ったのですが、やはりこの会の性格上、「完走」ということにこだわることにしたいと思います。今年完走された方は(私を含め)142人(去年は159人)ですので、完走者に絞っても十分選歌できると思っております。なお、第100題まで走られたにもかかわらず、完走報告をしておられない方が6名おられましたが(3日現在)、私の勝手な判断で完走者として扱うことに致しました。
 完走者のうち、選歌集で採らせて頂いた数を作者別にカウントしますと、50首以上:2名 40首以上:3名 30首以上:10名 20首以上:21名 15首以上:14名 10首以上:34名  以上合計84名となっております。昨年はまず13首以上の方から選ぶという方針で進めたのですが、今年は少し数が減りましたので、一昨年以前同様10首以上の方85名の方の作品につき、まず選ばせて頂くことにしようと思っております。もっともまだ選定作業自体にはほとんど入っておりませんので、これらの点は確実とは申せません。なお、選者の役得で、私の作品も1首入れさせて頂く積りです。
 
 
 最後に、これまでと全く同じセリフですが、さまざまな方々にお詫びと弁解を申し上げなければなりません。
 第1に、参加者全員の方々と短歌の神様にお詫び申し上げます。私より優れた方々も多数おられる中で短歌を選ぶという甚だ不遜な振舞いにつきましてのお詫びです。私のあそび心ということで、お許し頂きたいと存じます。
 第2に、選ばれなかった方にお詫び申し上げます。あくまでも私の「独断と偏見」に基づく選歌ですから、ほかの方が選歌すれば全く違う結果になったと思います。また、何分多くの作品からの選歌ですから、素晴らしい宝石を見落としている可能性もあろうかと思います。
 第3に、選ばれた方へのお詫びです。題と作者のマトリックスという関係で、参加者のベストの作品が選ばれず、御不満の方も多いと思います。この点は、「選者」たる私にも多分不満が残るのだろうと思いますが、マトリックスという制約に免じてお許し頂きたいと存じます。
 以上、お叱りを被る前に、予防線を張っておく次第です。これでも相当の労力の産物ではありますので、その労力と、私のあそび心に免じてお許し頂きたいと存じます。
 
 
 ただいま申し上げたことは、現物と一緒の欄で申し上げても良いことですが、本体がゴチャゴチャするのも気に入りませんので、前夜祭ということで、本日の欄に載せる次第です。それでは、あまり御期待なさらずにお待ち下さい。