題詠100首投稿(091〜100)&完走報告

      題詠100首投稿(091〜100)

091:鯨 国芳若冲の鯨それぞれに魅力持ちつつ異なりており
092:局 悪くない局面なると思いいしが敵はやっぱり三目上手(うわて)
093:ドア 髪染めた初音ミク似の女の子回転ドアを開けて入り来る
094:衆 衆議院の開票速報切り替えてベートーベンの第九を聞きぬ
095:例 死せる友の話題それほど湧かぬまま定例会は静かに終わる
096:季節 トンネルを出ればここにも幟立ちて盆地の村は祭の季節
097:証 老いという言葉を安易に使うのが老いの証しかとふと思いおり
098:濁 白濁せる湯の深ければ娘らは首だけ出してゆるりと歩む
099:文 古き友の便り届きぬ五十年前と葉書の文字の変わらぬままに
100:止 立ち止まり歌をメモする我が横を小首かしげて行く人のあり


完走報告(規定に従って、主催者のブログにトラックバックしたもの)

 「アラアラやっちまった」というのが、正直な感想です。まだ完走する積りはなかったのですが、併行して進めている選歌の在庫がいっこうに貯まらず、ついつい自作を投稿しているうちにここまで来てしまった次第です。これで楽しみが一つ減ってしまったので、後は皆様の作品がどんどん増えて、選歌が進められるようになることを切望するのみです。