題詠100首投稿(001〜005)
五十嵐きよみさんという歌人の方が主催しておられる題詠100首というネット短歌の会にこれまで9年続けて参加しているのだが、今年も参加することにした。以下は、その第1回目の投稿である。例年せっかちで、はやばやと100首の投稿を終えているのだが、今年は少しゆっくり走ろうかと思っている。なお、投稿は自分のブログから主催者のブログに、1首ずつトラックバックすることになっているのだが、毎日1首では効率が悪いので、例年、投稿した後に数首まとめて入力し直すことにしている。
001:咲
前を行く日傘の人の形よくさるすべり咲く脇を歩めり
002:飲
飲めばすぐ息切れをする身となれど惰性の如く酒注ぎており
003:育
我も母もその父母(ちちはは)も育ちたる海に静かに日の入る夕べ
004:瓶
雪の降る季節となれば下駄箱に花なき花瓶ばかり並びぬ
005:返事
出無精を老いたるせいと割り切りて会に欠席の返事書きいぬ