題詠100首投稿(006〜010)

 題詠100首投稿

006:員
町内会の役員らしき老人が取り仕切りいる通夜の段取り
007:快
快速艇の起せし波も静まりて今日の運河はきらめきており
008:原
高原の起伏に秋の風立ちて山稜著く蒼天を切る
009:いずれ
老い先の短きゆえかスピーチはいずれも長き同期の集い
010:倒
面倒見良い振舞いのあらかたは公私混同なるやも知れず