題詠100首投稿(011〜015)

         題詠100首投稿


011:錆
赤錆びしレールまっすぐ伸びていて廃線跡を風吹き抜ける
012:延
角曲がれば西よりの日差し暖かく初詣の列延々と続く
013:実
駐車場の上にたわわに実りたる葡萄棚ある勝沼の町
014:壇
馴染みたる名前の人は神奈川の綾瀬に住むらし新聞歌壇
015:艶
凛としてかつ艶として江口の君舞台下手に坐しておりたり