題詠100首投稿(026〜030)

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26:応
不機嫌な応答をして電話切り切りたる後に悔やみておりぬ
027:炎
縄文の人らいかなる貌(かお)をして炎と燃える土器作りしか
028:塗
黒塗りの格子が続く三之町高山ペースでゆったり歩む
029:スープ
望むらくはスープの冷めぬ距離と言えど子らは離れて住みて久しき
030:噴
時ところの記憶なけれど噴水を妻と眺めしことのありたり