題詠100首投稿(061〜066)

             題詠100首投稿


061:倉
川沿いに白壁の倉立ち並び夕日に染まる街行き過ぎぬ
062:ショー
ショーを見て更けて帰りしロンドンの空に冷たく月かかりいき
063:院
病院の待合室の雛飾り皆臈たけた顔で並びぬ
064:妖
梅杏小さき庭にも妖精が舞い降り春の訪れ告げる
065:砲
号砲と太鼓の響き流れ来て運動会の秋となりたり