題詠100首投稿(071〜075)

            題詠100首投稿


071:側
東側のみに雲塊侍らせて富士屹然と聳えておりぬ
072:銘
座右の銘は持ち合わせぬがかねてより「平明愚直」をモットーとせり
073:谷
山深き谷にかそけき村のありここにも愛と暮しのあらむ
074:焼
海岸通2丁目裏の細道に魚焼く匂い漂う夕べ
075:盆
唐突に列車谷間を抜けたれば小さき盆地に街の広がる