題詠100首投稿(076〜080)

           題詠100首投稿


076:ほのか
灯を受けて桜はほのかに白くありぬとある小さな幻想の如く
077:聡
ことさらに耳聡き夜は窓を打つ雨音気にして寝つけずにおり
078:棚
ふるさとの座敷にありし飾り棚我が家の二階に馴染みて久し
079:絶対
絶対との言葉は使いたくないが絶対反対と言いたきことも
080:議
何ごとの不思議なけれど若き日と同じ月あり故郷の海は