題詠100首投稿(011〜015)

011:怪 
その祖父は昭和の妖怪と呼ばれたり孫も小粒な妖怪めきて
012:おろか
おろかなる振舞いをせしことあまた思慮浅きまま齢重ねぬ
013:刊 
医師待つ間の女性週刊誌のスクープはあらかた知らぬタレントばかり
014:込
ひな人形呉れたる人もすでに失せて三月の夜の冷え込み厳し
015:衛
見学の自衛隊員挙手をして鎮守府跡を去りて行きたり