2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

題詠100首選歌集(その61)

選歌集・その61 042:鱗(154〜180) (原 梓) ただ耐えるだけの日もあり鱗雲千切れる音を裡に聴きつつ (夏椿)みづよりもうすき色した鱗粉を広げて水に蝶の死は浮く (久野はすみ)逆鱗にふれないようにその髭をなでております竜と暮らせば (八朔…

題詠100首選歌集(その60)

早いものでもう10月。涼しい日が続く。題詠100首も、余すところ1月になった。名残り惜しいような気がしないでもない。 選歌集・その60 031:忍(181〜205) (月原真幸)忍び寄る朝の気配にまた少し身構える また眠れなくなる (原 梓) 夜雨…