年賀状と近況報告

 謹賀新年(ハンコのようなデザイン)
 年頭に当たり、皆々様のますますの御健勝と御発展をお祈り申し上げますとともに、今後とも変わらぬ御厚誼を賜りますようお願い申し上げます。
[近況]我が家の建替えも一昨年3月に完了し、まずは快適に過ごしております。お近くにお越しの節は、ぜひお立ち寄り下さい。
 昨年5月「日本語雑記帳―――ことば随筆」を、新風舎文庫から刊行致しました。仕事を離れてから3年半の間の3冊目の著書ですが、中身、目方、価格ともに軽い本です。詳しくは、私のブログに記載しております・・・・といった次第にて、さほど退屈もせず、日を送っております。
   平成19年元旦             
                        西中眞二郎(毛筆にて署名)
                           住所・電話番号(略)
                     E-mail nisinak001@@ybb.ne.jp(@を一つ消して下さい)
                 URL http://hatena.ne.jp/nishinaka/ 


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以上が、今年の私の年賀状です。本物はもちろんタテ書きです。このブログを通して御面識(?)を頂いた皆様にも、この場を利用して、上記年賀状により新年の御挨拶を申し上げます。なお、親戚や共通の知人あてのものは家内と連名にしており、したがって文面も多少は違います。
 文面はパソコン印刷ですが、宛名と私自身の署名は、一昨年まですべて筆で書いておりました。ひところは千通を超えておりましたし、現在でも700通くらいにはなりますので、筆書きもいささか重荷になり、そろそろパソコンでの宛名書きに切り替えようかとも思い、実は去年から、一部はパソコンによる宛名書きに切り替えました。筆による直筆が高校生のころからの習性(?)でしたので、何だか手抜きをしたような「罪の意識」もあり、「やはり、全部手書きにした方が良かったかな」という気がしないでもありません。
 ところで、上記年賀状で、「詳しくは私のブログで」と書いておりますので、以下その「詳しく」を書かせて頂きます。
    <「詳しく」の中身> 平成19年1月1日現在

 仕事を退いて3年半になりますが、まずは元気に、さほど退屈もせずに日を送っております。いろいろ気が多いものですから、自分なりに結構忙しくしていると申しても良いのかもしれません。
 ワープロ歴は長いものの、パソコンに切り替えてからは3年強、ブログをはじめてからは2年弱という初心者ですが、いまや、パソコンやブログのない生活は考えられないような状況でもあります。
 以下、年賀状の補足として、少々近況報告をさせて頂きたいと存じます。

① 昨年5月に刊行した「日本語雑記帳―――ことば随筆」につきましては、5月13日付けのブログに、やや詳しく書いております。また、8月5日付けで、その後日譚を書きました。割りに面白い本だと自画自賛しておりますが、あまり売れてはいないようです。もっとも、大きな広告が出たわけでもなく、書店に積まれているわけでもありませんから、本来あまり売れるはずもありません。書店で御注文頂ければ幸甚です。
② 朝日新聞の「声」には時折投稿しており、4月4日に「野党の責務を放棄しないで」、9月5日に「『東京五輪』への疑問」、11月30日に「夕張市の窮状・明日は我が身」が掲載されました。いずれも東京本社版に掲載されたもので、それぞれの日付のブログに転載しています。
③ 日立市で刊行されている「スペース・マガジン」というタウン誌に、「愚想管見」というコラムを持たせて頂き、毎月思いつくままに勝手なことを書いております。これもこのブログに毎月転載しております。
④ 市町村の人口推移などを調べるのが私の最大の道楽で、これまでにも著書を2冊刊行しましたが(「市町村盛衰記―――データが語る『日本の姿』・平16出版文化社」ほか)、一昨年10月に国勢調査がありましたので、そのデータをいろいろ整理・分析しております。目下のところ出版の予定はありませんが、とりあえずそのサワリを、私の古巣である経済産業省の広報誌である「経済産業ジャーナル」に押し売りして、4月号に「続々々々市町村盛衰記」として掲載されました。なお、タイトルからもお判りのように、まだ通産省在職中の20年前に第1号を書き、それ以来5年毎に続編を書かせて頂いているものです。(4月20日付けブログに転載)
⑤ 山梨学院大学主催の「酒折連歌」に応募し、2月15日のブログに書きましたように、昨年2月「次点」という名で百選の中に入りました。なお、昨年応募したものも百選の最終候補には入ったようですが、今年2月に発表されるはずのものですから、どの程度のランクの入選なのかは判りませんし、まだ内容を申し上げるわけにも参りません。
⑥ 角川書店の「短歌」の「なるほど短歌」というテーマの特集で、穂村弘さんという歌人の方により、私の作品が引用されました。掲載誌は一昨年の3月号なのですが、私がそれに気付いたのが昨年の夏でしたので、昨年の近況として御報告します。その内容と経過は、9月6日のこのブログに記載しています。
⑦ 五十嵐きよみさんという歌人の方が主宰しておられる「題詠100首」というネット短歌の催しに参加しているのですが、参加者の方の作品を勝手に選歌し、このブログに70回にわたって掲載しました。また、その締めくくりとして、催しの終了後、全く気まま・勝手な試みとして、「題詠百首・百人一首」を作り、11月3日のブログに掲載しております。
⑧ 私の郷里の「東京東和町人会」の会長を、引き続き務めさせて頂いております。また、「通産・経済九州OB会」の会長は任期満了により退任し、昨年からは顧問を務めております。なお、昨年から大学のクラス会と高校の在京同期会の幹事を仰せつかっております。
⑨ 郷里の山口県大島郡にあった先祖累代の墓を、昨年春から夏に掛けて、東京に移しました。遠隔地のため墓参もなかなかできず、そうかといって郷里に未練はあったのですが、先のことも考えて思い切った次第です。

 この1年の近況をやや詳しく申し上げれば、以上のようなことです。もっと生活に密着した出来事も少しはあったような気がしますが、とりたてて申し上げるほどの「事件」はなく、概して「無為徒食」に徹しております。