2006-01-01から1年間の記事一覧

ヒットラーの台頭と現在の日本

「ヒットラーがそこへやってきた」という本がある。昭和46年に文芸春秋社から発行された本で、著者は、東大教養学部教授(当時)の西義之さんという方である。当時面白く読んだ記憶があるので、35年経った今になって、あらためて読み返してみようという…

題詠百首「百人一首」中間報告

今日の料理[題詠百首・百人一首の作り方] 題詠百首も、いよいよ最後の1月に入りました。去年同様、「百人一首」を作ろうと思い、その下ごしらえとして、逐次「選歌集」を作って、ブログに載せております。選歌集も、10月1日現在52回を数えました。今…

題詠百首選歌集・その52

明日から10月。去年の例によれば、月末には投稿が殺到するのだろう。そうなると、私もラストスパートを掛けざるを得ない。「早々と完走したのに、なぜ私まで焦らなければならないのか」と去年ぼやいた記憶もあるが、「身から出た錆び」と割り切るしかない…

「学園祭内閣」の誕生(都合により削除)

<お断りとお詫び> 安倍内閣の誕生に際して感想を書いたのですが、載せた後になって気が変わりました。 以前からお話ししておりますように、日立市で刊行されている「スペース・マガジン」というタウン誌に、毎月コラムを書かせて頂いているのですが、この…

題詠百首選歌集・その51

昼食の会合と夕食の会合があり、雨の中を出掛けた。その間の時間潰しに、神田の岩波ホールで、「紙屋悦子の青春」を見る。昭和20年春の極限状態の中に、ユーモアも感じる佳作。黒木和雄監督の遺作という。 余談はさておき、選歌集・その51。 019:雨(2…

題詠百首選歌集・その50

いつのまにか、すっかり秋になってしまった。食事を終えて書斎に入ったら、ひんやりするのでエアコンの消し忘れかと思ったら、何のことはない窓を開けたままで外気が入っていたのだ。暑さ寒さも彼岸までとは、よく言ったものだ。 選歌集・その50 004:キッ…

安倍さんに対する世論の評価

安倍さんが自民党総裁に決まった。当然総理に指名されるだろうし、我が国の今後は安倍さんに託されることになる。以前にも書いたように、私はさまざまな面で安倍さんは総理としては不適格な人物だと思っているが、今日は、安倍批判をしようというわけではな…

題詠百首選歌集・その49

今日はまた暑い日になった。「戻りの夏」という言葉があるのかどうかは知らないが、まさにそんな感じの一日だった。九州はじめ台風被害が随分あった地域もあるようだが、このブログを御覧下さる皆様に格別の被害がなかったことをお祈りしたい。 選歌集・その…

題詠百首選歌集・その48

ここ数日で、すっかり涼しくなった。「お出掛けの際は、長袖を着て下さい」と天気予報で言っていたとのこと。このまま秋に入ってしまうのも、何だか寂しいことだ。題詠百首もあと1月半、去年の例によれば、10月末は投歌が殺到するようで、いまはのんびり…

「日本語雑記帳」(PHP「ほんとうの時代」から)

PHP「ほんとうの時代」という月刊誌の10月号に、粗著についての記事が載ったので、これに悪乗りして、露骨な宣伝をさせて頂きたい。 中身は御覧の通りの記事なのだが、少し前置きをしておく。 この記事は、岡田寿彦さんという方が毎号構成しておられる…

安倍さんと自民党に呆れる

なぜ安倍さんなのかという疑問を先日書いたが、早くもわけの判らない安倍発言が続出している。なお、その内容は私の記憶によるものなので、細かく見れば正確ではないかも知れない。 「歴史認識と政治を絡めるのはよこしまな人だ」との趣旨の発言があったよう…

政治家の資質(スペース・マガジンより)

重陽の節句も昨日過ぎたが、今日は久々に夏らしい日になった。東京の気温は32度以上とのこと。外を歩いたら、日の当たるところは、真夏に負けない暑さだった。明日からは、少し気温も下がるようだ。ホッとすると同時に、夏の終りの寂しさを感じないでもな…

題詠百首選歌集・その47

今日は重陽の節句。太陽暦では、なんとも実感のない節句だ――などと書いているうちに、10日になってしまった。 選歌集・その47 013:クリーム(222〜246) (佐藤羽美)順番にクリームパンの胴体を引き裂いている朝の食卓 (たかし)反抗の時代と知…

題詠百首選歌集・その46

この2日ばかり、ブログにも書いたように、私にとってちょっとしたニュースが続いた。これで暫くは種切れだろうし、余り欲張るわけにも行くまい。ニュースのない日々の続くのが正常な状態なのだろうと思う。 余計な感想はさておき、選歌集その46 008:親(…

[雑誌「短歌」]