2007-01-01から1年間の記事一覧

題詠百首選歌集・その60

最終題が、やっと3巡目まで来た。題70の投稿数が135だから、このあたりが最終的な完走者の数になるのだろうか。(作品数は、いずれも主宰者サイトに表示されたトラックバック数。誤投稿や二重投稿もあるから、実数と同じとは限らない。) ゴールまで今…

題詠百首選歌集・その59

ほとんど毎日在庫が貯まるということは、ランナーのペースが大分上がって来たということなのだろう。今日も入れて締切りまであと7日、私もいよいよ追込みだ。 選歌集・その59 022:記号(178〜206) (空色ぴりか)黒い服を着た人々が言い交わす記号と…

題詠百首選歌集・その58

ゴールまであと8日、いよいよラストスパートに入られた方も多いのだと思う。去年の選歌集を覗いてみたら、全体で「選歌集・その70」まで、「その58」は10月17日に掲載している。そうして見ると、去年より6日分くらい遅れているようだ。最後の追い…

題詠百首選歌集・その57

ゴールまで10日を切った。最終題のあたりは、まだ3巡目の75首に届かない。これからのゴールラッシュが、楽しみのような怖いような心境だ。 選歌集・その57 004:限(274〜299) (紫歌)限りある生だと思へばなにもかも愛しくなりぬ一日(ひとひ…

題詠百首選歌集・その56

ゴールが近付いてペースが上がって来たのか、昨日に続いて在庫数が規定の数(私が勝手に決めたルールで、25首以上のもの10題)に達した。これからは、かなりのハイペースになって来るのだろうし、また、それを期待したいところだ。 選歌集・その56 010…

題詠百首選歌集・その55

選歌集・その55 001:始(294〜318) (Y*)真っ黒な木立を裂く風ふたりにも決まりきってる秋が始まる (佐藤羽美)秋霖にふるえる始発電車から昨日のきみが降りてくる また (寒竹茄子夫)始発駅に生蕎麦をすすり食慾のもの哀しさにも満ち足りて乗る (…

題詠百首選歌集・その54

選歌集・その54 021:競(180〜204) (内田かおり)台風は未だ高空舞うらしき競うごとくに雲走り行く (はせがわゆづ)次の角まで競争ねと駆け出して夕焼け空を二人占めする (animoy2)競うことやめたときから果てしなく空は青くて海は広くて (萩 …

題詠百首選歌集・その53

<御存じない方のためにときどき書いている注釈> 五十嵐きよみさんという歌人の方が主宰しておられるネット短歌の会に、2年前から参加しているのだが、勝手に思い立って、気まぐれな選歌をし、10月末に終了したところで「百人一首」を作ることにしている…

題詠百首選歌集・その52

10月も中旬となり、投歌のペースも少し上がって来たような気がする。これから月末までのラッシュが、楽しみのような怖いような心境だ。 選歌集・その52 026:地図(157〜181) (内田かおり)思い出に封じられたる地図今宵引き出しており我何処を行…

[原子力発電]

地震・原発・柏崎(スペース・マガジン10月号)

例によって、スペース・マガジン(日立市で刊行されているタウン誌)からの転載である。 [愚想管見] 地震・原発・柏崎 西中眞二郎 「柏崎で大地震があって、原子力発電所で火事が起きているわよ」。居間でテレビを見ていた妻が、私に知らせに来た。通産省…

題詠百首選歌集・その51

昨日に続き選歌をしたら、結構在庫が増えていた。最終題もやっと50首を超え、第2巡終了といったところだ。もっとも、完走者が100人に達するのかどうか、百人一首を作る予定との関連もあり、少し気になるところではあるが、おそらく皆様のラストスパー…

題詠百首選歌集・その50

高校のクラス会で3日間西の方へ行って来たら、在庫が大分貯まっている。ゴールが近いせいもあるのかも知れない。もっと後の方にも、私が勝手に決めたルールの在庫数(25首以上)が貯まっているものもあるのだとは思うが、少し風邪気味で力が入らないとい…

題詠百首選歌集・その49

10月に入った。夏も去ってしまい、秋だ。以前、「この夏もなすことのなく過ぎたると 思えば空の青く澄みたる」という歌を作ったことがあるが、齢70に近くなっても、夏が終わるのは何となく寂しいものだ。題詠100首ももう大詰め、第100題は、いま一…

題詠百首選歌集・その48

急に涼しくなった。今日は、この夏以来はじめて、家の中で靴下を履き、チョッキを羽織って過した。数日前とはえらい違いだ。当たり前と言えばそれまでだが、季節は確実に変わっている。明日から10月、この題詠100首のゴールもいよいよあと1月、皆様お…

題詠百首選歌集・その47

今宵は仲秋の名月。幸い空も晴れ、我が家の近所を一回りして月見をして来たところだ。すっかり秋の気配で、月も心なしかいつもより大きく見える。もっとも、月が少しいびつに見えたのは私の目の錯覚か・・・。 選歌集・その47 007:スプーン(235〜25…